6月京都の特別公開 旅行・デートに「沙羅の花を愛でる会」
2015年6月15日(月)~30日(火)にかけて「沙羅の花を愛でる会」が妙心寺東林院で開催されます。
普段は非公開の東林院ですが、沙羅の花が咲く時期に合わせて特別公開されます。
期間は16日間と短いためお見逃しのないように!
妙心寺と東林院
妙心寺(みょうしんじ)は、臨済宗妙心寺派の大本山で、平安京の北西部にあった花園御所が禅寺に改められたのが始まりです。
現在塔頭(たっちゅう)46を有す京都最大の禅寺です。
塔頭とは、基本は本寺の境内にある小寺を意味します。
その塔頭の一つが東林院です。
なお、妙心寺境内外の塔頭の一つに石庭で有名なあの龍安寺があります。
妙心寺は京都最大の禅寺で数多くの塔頭を有するだけあって見どころも多く、様々な禅寺ならではの美しい庭園があります。
春には塔頭の退蔵院の枝垂桜、秋には桂春院 真如の庭の紅葉など四季の移り変わりの美しさを味わことができます。
妙心寺の初夏の美しさをちょうど味わえるのが、今回開催される東林院の「沙羅の花を愛でる会」です。
東林院は、1556年に妙心寺山内に移されてから山名家の菩提寺です。
沙羅双樹の庭園があることで有名で、普段は非公開です。1年の間で今回の「沙羅の花を愛でる会」や1月の「小豆粥の会」などで期間限定で公開がされます。
東林院は宿坊も有しており、精進料理を食べることができ宿坊で宿泊することができます。
沙羅の花を愛でる会
「沙羅の花を愛でる会」は、抹茶+拝観で1,600円。
抹茶+精進料理+拝観で5,950円です。
東林院は精進料理で有名で、毎週火曜日にはここで和尚さんより精進料理を学ぶことができます。この機会に精進料理を食してみるのもいいですね。
本堂では説法が行われていて説法を聞くことができます。
※説法とは仏教の教えを説き聞かせること。
受付を済ませると、抹茶や精進料理が運ばれます。抹茶や精進料理をいただきながら、沙羅双樹の庭をじっくり眺める風情のある催しです。
お庭でゆっくりした後は普段公開がされない東林院の境内をゆっくり参拝するとよいでしょう。
妙心寺のアクセス
JR山陰線「花園」下車徒歩8分
市バス「妙心寺前」下車徒歩6分、「妙心寺北門前」下車徒歩10分