天神祭2015 花火や船渡御の日程やおすすめの場所は?
天神祭は、祇園祭、神田祭などと並んで日本三大祭の一つで毎年たくさんの人が訪れます。
天神祭といえば、水都大阪ならではの「船渡御」と「奉納花火」が特に人気ですね。船渡御と花火を見に、会場の大川周辺はとても混雑します。
この天神祭の人気の2つの行事である船渡御と奉納花火をたっぷり楽しむための情報をお届けします。
天神祭船渡御とは
神輿を乗せた奉安船(ほうあんせん)など様々な船が大川を行き交う水上のパレードです。賑やかに「だんじり囃子」が響き渡り、何艘もの船同士が行き交う中、あちらこちらで「大阪締め」が交わされます。
天神祭のだんじり囃子
お祭ムードが盛り上がる音色です。
大阪締め
「大阪締め」は大阪を中心に行われている手締めです。手締めとは、日本古来の風習の一つで、物事が無事に終わったことを祝い関係者が掛け声とともに打つ手拍子のことを言います。
大阪では天神祭ではもちろんのこと、証券取引所や経済会合でもこの大阪締めの手打ちが行われます。
天神祭りではありませんが、道頓堀川で行われた桂米團治襲名披露の際の大阪締め。
大阪締めがわかりやすい動画です。実際のテンポはもう少し速いですね。
大阪締めのやり方
・「打ちましょ」でチョンチョンと2回手を打ちます。
・「もひとつせ?」でチョンチョンと手を打ちます。
・最後に「祝うて三度」でチョチョンがチョンと打って締めます。
天神祭の船渡御では、船同士が行き交うときにこの大阪締めが行われます。
また、祭の観客に向かって大阪締めを促される時もあります。その時は大阪締めを行って祭ムードを盛り上げてください。
実際に祭に参加しているみたいで楽しいですよ。
船渡御の日程
船渡御は7月25日の天神祭の本宮で行われます。17:30船渡御の催太鼓を皮切りに船渡御が始まります。
その後続々と船が出発し、船渡御は21:00頃まで行われます。
船渡御の航行ルートの大川の上流は飛翔橋付近から下流は天神橋付近になります。
混雑の傾向ですが、駅から近い場所ほど混雑度が高くなります。さらに花火が見えるかどうかも混雑度に影響をします。この後花火が良く見える場所などもご紹介していますのでそちらと合わせて参考にしてください。
大川を舞台とする船渡御ではたくさんの最寄り駅があります。
まず大川左岸では下流から地下鉄堺筋線北浜駅、地下鉄谷町線/京阪電鉄天満橋駅、JR東西線大阪城北詰駅、JR環状線、東西線京橋駅、JR環状線桜ノ宮駅、地下鉄谷町線都島駅。
この中で一番アクセスが良く混雑するのは、桜ノ宮駅。花火も良く見える場所も近くにありますしね。混雑が比較的少ないのは、大阪城北詰駅や都島駅。京橋駅は駅から大川まではちょっと距離があります。
大川右岸では、地下鉄谷町線/堺筋線南森町駅、JR東西線大阪天満宮前駅、JR環状線天満駅、地下鉄堺筋線扇町駅、地下鉄谷町線/堺筋線/阪急電鉄天神橋筋六丁目駅。各駅から大川右岸まではちょっと距離があります。
混雑を避けたいなら、大川右岸での船渡御観覧のほうがおススメです。
天神祭奉納花火の日程は?
天神祭りの奉納花火は、7月25日の本宮19:00~21:00まで行われます。船渡御もほぼ同時刻で行われていますので、川沿いでは船渡御と花火を両方楽しむことができます。
船渡御と花火を両方楽しめる、これが天神祭の魅力のひとつですね。
そのため船渡御と奉納花火を両方楽しむのか、それとも船渡御がメイン、奉納花火がメインという感じで、好みに合わせて見る場所を決めたほうが良いでしょう。
奉納花火がきれいに見える場所
上のマップの「毛馬桜ノ宮公園」、「OAPタワー(大阪アメニティパーク)付近」、「源八橋」は花火打ち上げ場所にも近く遮るものが少ないので、花火が良く見えておススメです。
ただ、駅から遠くなくアクセスも良いため、夕方前に早めに行って場所を取りは必要です。
さらに同時に船渡御を楽しむためには、できるだけ川沿いの場所を確保すると良いでしょう。
花火もみたいし、船渡御も楽しみたいということであれば上流は飛翔橋辺りまで。ココから北へ行くと花火が見えにくくなります。
逆に下流は川崎橋まで。ここより南になると花火が見えにくくなります。
飛翔橋や川崎橋は車の通らない、人と自転車だけが通れる橋なので交通に気にせずに見れるのでおススメです。
天神祭は、船渡御や奉納花火以外でも様々な行事や催しがあります。それぞれ別の魅力もあって楽しむことができます。
ただ、やっぱり一番の見どころは、この二つの行事です。初めて天神祭に行かれるという人でしたら、まずは船渡御と奉納花火は外せません。
混雑は必至の天神祭ですが、さすが日本三大祭というお祭りですので、ぜひ楽しんでください。