7月京都といえば祇園祭 2015年の宵山までの日程は?
祇園祭といえば、7月17日に行われる山鉾巡行と7月14日~7月16日に行なわれ23基の山鉾が建ち並び宵山ですよね。
宵山は屋台がたくさん出て楽しいですからね。
しかし、祇園祭は7月1日(水)~7月31日(金)の1か月という長い期間行われる日本を代表するお祭りです。
祇園祭のメインである山鉾巡行やその宵山だけでなく、さまざまな素晴らしい神事や行事があります。
今回から数回に分けてこの壮大な祇園祭についてご紹介したいと思います。
今回は宵山前までの期間になりがあるかです。宵山や山鉾巡行が行われる時期の京都は大変混みあいます。また、ホテルなどの宿泊施設も高騰します。
混雑や予算的に京都を訪れるのは、難しいという方や7月上旬に京都に旅行や仕事で行ったり、デートで訪れるに人にはきっと役立つと思います!
7月1日から7月9日までの祇園祭の神事・行事
7月1日からの吉符入(きっぷいり)で祇園祭はスタートします。吉符入は、各山鉾町にて、祭礼奉仕や神事の打合せを行うことをいいますが、残念ながら見学はできません。
一般的な人が、祇園祭ムードを感じることができるのは、7月5日に行われる「長刀鉾稚児舞披露」からでしょう。
長刀鉾稚児舞披露
長刀鉾保存会の2階で、お稚児さんが舞を披露します。披露するのは「太平の舞」。お稚児さんの小さな体を優雅に旋回姿がなんとも雅な雰囲気です。
長刀鉾稚児舞披露 7月5日 15時15分~
場所 長刀鉾保存会 京都市下京区四条通烏丸東入ル長刀鉾町
アクセスは、阪急烏丸駅、地下鉄四条駅、市バス四条烏丸下車それぞれ徒歩2分
観覧は四条通をはさんで北側の歩道から見上げるか、南側の歩道から眺めるかになります。ただし南側の歩道からは、バスなどが通って見づらい場合があります。
綾傘鉾稚児社参
綾傘鉾の稚児6名が町内役員と共に神事の無事を祈って八坂神社に参拝する神事です。
綾傘鉾稚児社参 7月7日 14時30分ぐらいから
場所 八坂神社 京阪祇園四条駅より徒歩5分、阪急河原町駅より徒歩8分、JR京都駅より市バス206番祇園下車すぐ
7月10日からはいよいよ山鉾が組み立てられる、「前祭山鉾建」です。山鉾の柱や胴組の固定方法は荒縄による縄絡みと呼ばれる伝統的な技法で行います。この技法は釘を1本も使いません。
前祭山鉾建は7月14日まで各鉾町にて行われます。この頃から京都の街は祇園祭のムードが高まってきます。
お迎え提灯
同日行われる「神輿洗い」の神輿を四条大橋から八坂神社に八坂神社に戻ってくるのを、八坂神社の西門前で迎える神事が、お迎え提灯です。
お迎え提灯の一行は、午後に八坂神社に集合し、午後4時過ぎに八坂神社を出発し、京都市役所に向かいます。京都市役所では踊りなどを披露します。
お迎え提灯 7月10日 16時30分~20時30分
場所 八坂神社→河原町四条→市役所→寺町通→東大路通→神幸道→八坂神社
神輿洗
神輿洗とは、神輿三基を舞殿に据えた後、3基の神輿の中から中御座だけ四条大橋へと向かい、鴨川の水で清められる神事です。
中御座の前後を松明で照らされ、鴨川の水で神輿が清められた後、神輿は午後8時30分頃八坂神社に戻り、17日の神輿渡御にそなえ三基の神輿を飾り付けます。
神輿洗は、神輿を単に清めるだけでなく、暴れ川であった鴨川の氾濫を避けるため、鴨の水の神様を神輿に迎え、八坂神社へ奉じる意味もあります。
神輿洗 7月10日 18時ごろ~20時30分ごろ
場所 八坂神社~四条大橋~八坂神社
八坂神社 京阪祇園四条駅より徒歩5分、阪急河原町駅より徒歩8分、JR京都駅より市バス206番祇園下車すぐ
前祭鉾曳き初め
各山鉾町ごとに山鉾の組み立てが完了すると、実際に祇園囃しをはやしながら、町内付近を試し曳(ひ)きをします。これが鉾曳き初めです。
山鉾巡行では、曳き手ボランティアになれば実際に山鉾を曳くことができますが、曳き始めでは、手続きすることなく一般の人でも試し曳きに参加することができます。
個人的におススメの行事です。
前祭鉾曳き初め 7月12日~7月14日
場所 各鉾町
いかがでしたか。長い祇園祭のまずは前祭鉾曳き初めまでの神事や行事をご紹介しました。この期間に京都を訪れる方は、ぜひこれらの行事や神事をご覧になってみてください。